当たり前じゃないって、どうやったら傷つけずにうまくやっていけるんだろう。
それが決して簡単ではないことなんて、ずっとわかっていた。
いなくなる覚悟も、その一言の重さも知っていた。
君は私を思い出すことがあるだろうか。
もう何もかも、思い出したくない記憶に私は捨てられてしまったのだろうか。
確かに、私に対していろいろと不満はあったと思う。
でもきっと、ほの花にも京介に対して何もないわけではなかった。
お互いに決定的に違ったのは、それでも話して妥協点を見つけて
続けていこうとしようとしていたかどうか。
京介はもうそんな気持ちはなかったんだよね。もうそんな風に考えることはなかった。
いま、まだ分からない。京介が一体私にとって何だったのか。
それが1年後?になったらわかるのかな。
違う。違うんだよ。そこにどんな意味を見出すのか。私がこの事象にどういう意味を持たせたいのか。それを考えてよ。
京介との別れにどんな意味を持たせたいのか。
もっと幸せだなって思える恋愛につなげるための別れだったと思いたい。
どんなことに自分が幸せを感じるのだろうか。
それは、君のどうでもない日常と私のどうでもない日常の話で笑えたり
考えたりしたいる時かもしれない。
会話無くして、会話がなくて関係性は保たれるのだろうか。
めんどくさくても、それは思いやりなのではないだろうか。
それは思いやりだ。
いい思い出も感謝もたくさんある。
でも、最後にありがとうございましたって言ってほしかった。
この半年間に一緒にさようならしてほしかった。
逃げないでよ。京介がつらいように、私も沢山負ったよ。
4/27に期待していた。ほの花はいつも自由じゃん。
それはそう見えていたんだよね。羨ましさが憎しみに変わったなら
そう言ってほしかった。
ほの花のこれからの人生のために、理由を君がちゃんと話してほしかった。
私の4/27は彼にとってどうでもよかったのかな。
僕から俺に変わって、君が怒るんじゃないかって怖くなった。
年末成田あたりから君はうまくいかなかったのかな。
大学で何かがあったのかな。分からないけど、そうなのかな。
そんなこと考えても関係ないのかな。
悪い人だったのかな。それは私にとって彼は悪い人だったのかな。
一緒にいたかった。それはそう。
でも、耐えられたかな。私。不機嫌な君に態度にどれくらい耐えられただろうかな。
でもきっと、頑張ろうとしてしまったよね。私は。頑張りたいと思ってしまった。
自分が好きな自分でいるためにダイエットしよう。
いまま、甘やかされてきたからね。
自分が変わることには抵抗がもちろんあるけど、ちゃんとそうしようと思う。
ゆたかくん、れいくん
いまゆっくり仲良くさせてもらっている。
二人がいなくなること考えるとやっぱりこわい。
こわいけど、京介を失って気づけたことは
失ってもそんなに怖くなんかないってこと。
それより、いまここにある恋愛の始まりみたいなものに対して
もっと楽しんでみてって気持ちが大きい。
私の価値はその場所で異なる。医者が洋服屋さんにいても、ご飯屋さんにいても本来の価値は見いだせない。それと同じように、私には価値があると思える場所が必ずある。でも、価値を今ここで感じることが大切。
自分に対して価値を見失いそうになる場所は、私がいるべき場所ではないのかもしれない。人生でこれから先にいる待っていてくれている人に対して、いい状態でいたい。
私を必要としてくれる人に対してそのタイミングでしっかり応えられる自分でいたい。
逃げる男なんか追ってはいけない。この先にある人に対していい自分であるように努める。過去を悔やんで京介に想いを馳せてもいいことは何もない。
そうではなくて今、ずっと私を慰めてくれているゆたかくんやれいくんに対して
もちろんそれ以外の人と付き合うかもしれないけど。
そんなこれからの人に対して、使う時間が大切なんじゃないのかい。
無駄にしていい時間なんかない。
ゆたかくんには、もう既にだいぶありがとうと言いたい。